骨格の成長が終わっていることが条件ですので、通常は16~18歳以上であれば、インプラント治療を受けられます。手根骨のレントゲン検査を行うことで、骨の成長状態を確認できます。また高齢の方であっても、健康で骨の状態がよければ、年齢に関係なく受けられます。基本的に年齢の上限はありませんが、あごの骨が薄すぎる場合やもろい方の場合は、骨を増やす処置を行うことでインプラント治療が可能になります。
また最近、インプラントは高価すぎて手が出ないが、義歯がぐらぐらする、噛めないといった悩みを持つ方向けにミニインプラントというものも出てきました。これは通常のインプラントよりも小さい無歯顎用のインプラントで、入れ歯の土台にするタイプです。前歯の部分に4本埋入して、そこに総入れ歯を固定します。
通常の入れ歯より格段に噛む力が増し、手術も簡単でほとんど痛みもありません。歯茎の切開もなく、その日のうちからしっかり噛めます。また入れ歯は取り外して清掃できます。身体への負担も少ないので、体力に自信のない高齢の方にもおすすめです。