マイクロスコープとは、医科の分野においても、繊細で高度な技術を必要とされる脳外科や心臓外科の手術などに使用されている精密顕微鏡のことを言います。
マイクロスコープを使用する事による、患者様のメリットとしては
1、診断が正確にできるため、より的確な治療が出来る
2、補綴治療において2次カリエスなどの再治療リスクが軽減される
3、歯を削る量を最小限に出来るため、歯を残せる可能性が高まる
4、最小限の侵襲で患者様の負担が軽減される
と言った事が挙げられ、
根管治療やインプラントなどの外科手術はもちろんの事、かぶせ物や詰め物などの補綴治療や修復、通常の虫歯治療まで、さまざまな面においてその力を発揮します。
逆に、デメリットとしては
1、マイクロスコープは非常に高額なため、持っている医院が少ない。
2、マイクロスコープを持っていても、使いこなせる技術を持っていない医師も多い。
といった事が挙げられますので、医院を選ぶときは、マイクロスコープを持っているかどうかという事ももちろん、その医師の技術力や理念もチェックされると良いかと思います。
また、マイクロスコープは、通常、保険治療で使われることはあまりありません。
マイクロスコープ自体が保険で使ってはいけないというわけではないのですが、医院を経営していく上で、保険でマイクロスコープを使用した治療を行うと、赤字になってしまう可能性が高いからです。
保険治療では処置の種類によって貰える金額が決められているのですが、大抵、その金額が低く設定されているため、保険中心で医院を経営していくには、なるべく多くの患者様を診て行く必要が出てきます。
ですが、マイクロスコープを使って精密な治療を真剣に行おうとすると、15分や30分と言った短い時間で処置が終わるという事はまずありません。
特に、根管治療においては、保険治療で貰える金額でその患者様に延々と時間をかけていたら医院経営が成り立たなくなってしまうのです。
これは、現在の保険制度に問題があると思いますが、それでも、そのような制度があるからと言って歯を残せる可能性をつぶすのは勿体ないのではないでしょうか?
当院では、患者様の様々なご要望をお聞きした上で、保険治療からマイクロスコープを用いた高度な治療まで、患者様に適した治療法をご提案させて頂いております。
もし歯でお悩みに事があれば、是非一度ご相談にいらしてください。
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