はめる治療法:インレー[治療1]
(症例:軽度・中度のむし歯)
むし歯の部分を削り、つめものを作ってはめ込む治療法です。
主な材料の種類
セラミックス | ハイブリッド セラミックス |
金合金 | 銀歯 | |
長所 | セラミックだけの詰め物 | セラミックとプラスチックを混ぜ合わせて焼き固めたもの | 金合金は金の含有量が多い詰め物 | 金銀パラジウム合金・銀合金のことをいい、一般的に割合が12%金・40%銀・20%パラジウムの他、銅・亜鉛などを合わせた合金の詰め物 |
・自然な色を再現しやすく白さを長く保ち審美的に優れています。
・金属アレルギーの心配がありません |
・セラミックスほどではないですが、自然に近い白さを再現できます。
・金属アレルギーの心配がありません。 |
・銀歯に比べて金属アレルギーになりにくい。
・天然歯に近い硬さのため、かみ合わせる相手の歯にも優しい金属で奥歯に最適です。 |
・保険適用の材料となります。
・日常生活において、不自由はありません。 |
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短所 | ・金属と違い割れることもありますので、かみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。 | ・金属と違い割れることもありますので、かみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。
・長年の使用で若干、変色する場合もあります。 |
・見た目が金属なので審美性が劣ります。 | ・個人差はありますが、長期的で変色・腐食することもあります。 |
かぶせる治療法:クラウン[治療2]
(症例:重度のむし歯)
症例により詳細は様々ですが、重度のむし歯を大きく削り、型をとり作製した歯型をかぶせる治療法です。
大きく分け2種類あります。
- 歯の構造
- 1. 神経の治療をせず、かぶせた場合
- 2. 神経の治療をして、かぶせた場合
主な材料の種類(クラウン前歯編)
オールセラミックス | セラミックス&合金 | レジン&銀歯 | |
長所 | |||
・自然な色を再現しやすく、白さを長く保ち、審美的に優れています。
・金属アレルギーの心配がありません。 |
・オールセラミックスほどではないですが、自然に近い白さを再現できます。
・金属の上にセラミックスを焼き付けたものでオールセラミックスより強度が優れています。 |
・前歯のみ保険適用になります。
・日常の生活においては、不自由はありません。 |
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短所 | ・金属と違い割れることもありますので、かみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。 | ・セラミックスの部分は、金属と違い割れることもありますので、かみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。
・内側が金属のため、オールセラミックスより透明度が少し劣ります。 ・場合によっては、裏側の金属の範囲が写真と異なることもありますので、医師にご相談下さい。 |
・色調が単調で天然歯と同じ白さに合わせることが難しいことがあります。
・水分を吸収するため、食や生活習慣によって個人差はありますが、変色してきます。また歯ぐきが黒ずむこともあります。 ・個人差はありますが柔らかいため擦り減り、長年の使用で金属が見えてくることがあります。 |
主な材料の種類(クラウン奥歯編1)
オールセラミックス | セラミックス&合金 | 白金加金 | |
長所 | |||
・自然な色を再現しやすく、白さを長く保ち、審美的 に優れています。
・金属アレルギーの心配がありません。 |
・オールセラミックスほどではないですが、自然に近い 白さを再現できます。
・金属の上にセラミックを焼き付けたものでオールセラミックスより強度が優れています。 |
・しなやかで硬く強い金属のためクラウンやブリッジに適しています。
・金属アレルギーになりにくい。 |
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短所 | ・金属と違い割れることもありますので、かみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。 | ・セラミックスの部分は、金属と違い割れることもありますのでかみ合わせが不自然な方、もしくは歯ぎしりをする方はよくご相談下さい。
・内側が金属のため、オールセラミックスより透明度が少し劣ります。 ・場合によっては、裏側の金属の範囲が写真と異なることもありますので医師にご相談下さい。 |
・見た目が金属なので審美的には劣ります。 |
主な材料の種類(クラウン奥歯編2)
銀歯 | |
長所 | |
・保険適用の材料になります。
・日常生活において、不自由はありません。 |
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短所 | ・個人差はありますが、長時間での変色・腐色することがあり、歯ぐきとの境目が黒ずむこともあります。 |
人工歯の橋をかける治療法:ブリッジ[治療3]
(症例:歯を抜いたり、歯が抜けたりした場合)
抜けた歯の両側の歯を削って利用し、連結したかぶせ物をはめる方法です。
クラウンの応用的な治療ですから材料の性質等はクラウンの内容とほぼ同じになります。
ブリッジの保険適用は、抜けた歯の場所・本数と支えとなる歯の場所・本数によって決まり、場合によっては適用できないケースもありますので担当医師に、ご相談ください。